鉄砲階段

             
BUKOTSUな
階段
  DuexFle
代官山青葉台
室内鉄砲階段
  一筆書きの
階段
  葉っぱの階段        

BUKOTSUな階段 設計:大住 豊

第2スカイビル・リノベーション 店舗用鉄砲階段
リノベーション:ブルースタジオ 設計:渡邊洋治(1968年)

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鬼才 渡邉洋治設計の商業ビルのリノベーション。
店舗スペース拡張のため、1Fスラブを抜き、新たに階段を設置。既存の主階段がキャンティの螺旋階段であることから、新設する階段もキャンティ構造を採用。1960年代に建てられたビルは躯体の強度にやや不安があったため、階段の支持には十分な強度を確保すべく、段板一枚に対してM16ケミカルアンカー4発を使用(弊社施工)。さらに、壁と段板根元の隙間を無収縮モルタルで埋めることで揺れを抑えている。段板根元は125mm厚。

手摺については、支柱のフラットバーをダブルにすることで揺れに対処。
荒い壁面を意識して、シンプルかつ武骨なデザインに仕上げた。

*ブルーの文字でタイトルのある作品は、弊社のデザイン・設計です。

DuexFle代官山青葉台 室内鉄砲階段 設計:柳学アーキテクツ

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踏み板のパンチング鋼から骨組みが透けて見えるデザイン。
骨組みをトラスで組むことで、強度を持たせシンプルに構成。
下から見上げると、骨組みの連続パターンがパンチングメタルを通して美しく映える。

支柱と腕の接合は、支柱の外径側に溶接ビードを出さないよう、内径側で全て溶接してある(A)。
また、手摺の支柱とササラの接合は、予め開けておいたササラの穴に、支柱の腕を差し込み溶接(B)。
ササラ側に出た溶接部分を磨り上げることで接合部分をフラットにし、見た目を美しく仕上げることができる。
段板は、骨組みを施工後、ビス穴取付部をつけたパンチングメタルをトラスの骨組みに固定、踏み板1枚につき4か所をビスで固定している(C)

TITLE 2006年6月号 掲載 

一筆書きの階段 設計:大住 豊

DUOU 室内鉄砲階段 設計:大藪元宏建築研究所

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コンセプトは「一筆書き」。
オリジナルは Bert Dirrix設計のVilla Kuruit(1975年 オランダ)の室内階段。
Dirrixの作品は溶融亜鉛メッキ仕上げの鉄板を躯体にボルトオンしたかなり武骨なものであったが、この建築では室内空間のイメージに合わせ、シャープな手摺を添えたスタイリッシュな仕上がりにした。
特に上層からの光の差し込みによる陰影が印象的。
構造は、躯体壁に階段全長分のアングルを2本打ち、ササラの壁内側に仕込んだアングルピースとの取付間隔との調整で、躯体面の誤差を吸収している。
仕上げのGLはササラを基準に張られ、アングル等の下地はGLの下に隠した。

*ブルーの文字でタイトルのある作品は、弊社のデザイン・設計です。

葉っぱの階段 デザイン:吉田礼子

DUOU 室内鉄砲階段 設計:大藪元宏建築研究所

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一枚の葉っぱを中心線で折り、階段の踏面と蹴込に見立てたデザイン。
最初のスケッチでは葉脈が描かれ有機的なイメージが強かったが、打合せの過程でこのように変わっていった。
構造的には中央のパイプで支えるシンプルな造りである。この階段を起点として弊社オリジナルのSEKITUIなどのデザインがうまれている。

*ブルーの文字でタイトルのある作品は、弊社のデザイン・設計です。