折返し階段・その他

           
K邸
室内折返階段
  SEKITSUI   チカニウマル
コウブツ
室内折返階段
  Layers
外部折返階段
  DUOT
室内折返階段
   

K邸 室内折返階段 設計:桃山建設設計部

▲ページトップへ戻る
           

イナズマ型にレーザーカットされたササラが印象的な階段。
シンプルな形状であるが、折返し部分の納まりの検討にあたっては図面より先にスケールモデルを作り、打合せを重ねた。
躯体工事後の現場施工であったため、全てのパーツは現場組みである。
手摺にワンポイントで入れられたロートアイアンの飾りと相まって、落着きと高級感のある空間となっている。

SEKITSUI デザイン:大住 豊

H邸リフォーム 室内折返階段 設計施工:パードワークス

▲ページトップへ戻る
                   

弊社オリジナルの階段。
自邸リフォームの計画にあたり、オーナーは螺旋階段を要望されたが、スラブ開口は直線階段用であった。
構造上の問題から開口を広げるのは困難であったため、8段螺旋+5段直線の、変則的な階段を提案した。
このような場合、既存のものは螺旋部分と直線部分の構造がそれぞれ独立しており、デザインの統一性はないがしろにされてきた。
この点に関する我々の解答として、階段の構造軸を一本のパイプで構成し、軸から同一のディテールで階段板を支えるとうデザインを提案した。
タイトル通りイメージは骨格標本だが、シンプルな手摺との二重構造をDNAと見る人もいる。

*ブルーの文字でタイトルのある作品は、弊社のデザイン・設計です。

チカニウマルコウブツ 室内折返階段 設計:アトリエ天工人

▲ページトップへ戻る
                 

設計コンセプトは「浮遊感のある階段」。
薄い面材がリズミカルに空間を漂うことをイメージしている。
構造はキャンティ。
壁面仕上げと同面仕上げで9mm厚のササラを後施工し、これに6mmの曲げ鉄板を溶接している。
設計からの指定により、最上段・最下段とも床から縁が離れており、視覚的には不安を抱くが、強度に問題はなく、揺れの心配も全くない。また、フラットな外観を強調するため、溶接ビードはすべて隠している。

建物全体として直角のコーナーと垂直の壁がほとんどない設計であったため、施工にあたっては3次元で完全な実測を目指した。

Layers 外部折返階段 設計:アトリエ天工人

▲ページトップへ戻る
                 

この狭小住宅では、容積率を稼ぐため、コートハウスの中庭部分に鉄骨階段(外部)を配し、さらに各階の踊場を広くとることにより(3.5u〜5u)新たなスペースを確保している。階段寸法が有効スペースいっぱいに設定されているため、施工上工場組みした階段を据え付けることは不可能であった。また、各部仕上がりとの関係で、現場溶接も不可。そこで、持ち運びできる重量に細分化したパーツを全てポルトオンで現場組みする手法を取った。

階段・踊場の踏み板にエキスパンドメタルを使用することにより3階から地下まで光を通し、解放感を与える。
重なる網目を通して見上げる青空がまぶしい。

「デザイン上、ボルトがうるさくならない様に」という設計の要望から、“見せるボルト”と“隠すボルト”を明確に区別している。踏み板・踊場のボルトは本数が多いが、ササラ側を溶接で隠すことにより階段外観をシームレスにすっきり見せている。逆に構造に関するボルト・手摺関連のボルトは見せている。

   
(躯体・踊場接合部)   (踊場接合部フィラー)   (水切り)
住宅特集 2006年1月号 掲載 

DUOT 室内折返階段 設計:大藪元宏建築研究所

▲ページトップへ戻る
                   

集合住宅の共用階段。壁面にガラスブロックが填め込まれた階段室は、それ自体が建物の見せ場の一つとなっている。ここに設計された階段はササラが各フロアにて支持されるタイプのキャンティタイプとなっている。余分な部材は一切なく、ササラ16mm 段板12mmのシンプルなデザインに13φの細い手摺の組み合わせ。モノトーンの配色が空間にしっくりとなじんでいる。