壁面装飾

               
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両国の家 再生木ルーバー 設計:鬼木 竹義 氏

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建物のファサードを飾る高さ12mの再生木大型ルーバー(巾2.4m、一部8.7m)。
当初、サッシ大手Y社の施工が検討されていたが、設計からの要求を満たすことができなかったため、弊社が担当。
設計からの要求は2点。ルーバーの前面(建物外部)からと、後面(室内窓・中庭)からとで同じ見え方になること。Y社の提案は、後方に構造体となる金具を設置するため、建物内部からは左右と中央に計3本の柱が見えてしまうのに対し、弊社はルーバーの厚みのセンターにすべての金具を配置するよう設計・製作した。
2点目は、3・4階のレベルに、火災時の非常扉をできるだけ目立たない様に設置すること。これに対し、扉のフレームをいかに目立たなくするかに主眼を置いて設計した。横方向のフレームは再生木の中空部分にSUS角パイプを差し込むことで隠し、吊り元側はルーバー本体の吊り構造と同じ仕様にし、一体感を持たせた。ハンドルは隠すことができないため、見付け20mmの角パイプのセンターに配置して目立たないようにした。この様に、一見しただけでは扉の存在に気付かないデザインを達成した。

各種コンクリート装飾

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ステンレスパイプに蓋(表側)と雌ネジ(壁側)を加工し、
ピーコンに止めつけてアクセントとしている。

 

メッキのチェッカープレートをタイルのように使用している

 
         

アルミパイプに木目フィルムを溶着させたものをコンクリートにアンカー止めしている。メンテナンスフリーが要求される箇所で木材の使用が懸念されたため。

 

ステンレスのパネルを装飾的に用いている。